感動オクラ
思えばコロナ禍真っ只中の2021年春。
大学2年目にして、さあこれから大学生活花開かせるぞーというときにコロナで学校は全面リモート。サークル活動も全面禁止、バイトもしてないし。実家に帰ってきました。
さみしさ、虚しさ、くやしさ、あきらめ、の真っただ中にいた娘。何か種から植えて育てたい、となんでもよい、癒しを求めて娘が言い出したのが始まりでした.
ホームセンターで野菜の種を物色、夏野菜が好きな娘が選んだのはオクラでした。
去年も5、6本収穫できたのは覚えていますが細かいことは忘却の彼方。
今となっては去年の種。蒔いてみました。
袋に書いてある通り、芽が出たら間引きして定植。
支柱を立て、水やりを毎日。肥料もあげました。
すると、にょきにょきと伸びていきました。
こんなに葉が成長しました。
花が咲いて実がなって、ジャンケンポン、じゃなかった。
きちんと実のにおいがするオクラができました。
なんとオクラにも風味というものがあったのです。スーパーの一袋100円のオクラではこうはいきません。
今まで庭には花ばかり植えていて、家庭菜園に精を出す気持ちが今一つピン来ませんでしたが、今回初めて私もわかりました。
全然違う、本当に味も香りも全然違うのです。採れたてというものがなんと貴重なことか。
茹でて包丁を入れるとサクサク、切れ味に感動、噛めばシャリシャリ、歯ごたえに感動、そして風味豊か、美味しい、味に感動です。
ちなみにオクラは葉が大きくなりすぎると葉ばかりに栄養を取られ、実がつきにくくなるそうです。
そういえばだんだん実のらなくなった。それでは下の葉っぱをチョキンチョキン。
そうすると、次々とは言えないですが、一度に一回分のおかずになるぐらいに収穫できるようになりました。
来年も今度3年目になるこの種を植えてみよう。きっと大丈夫。(な気がする)